Sig’s Book Diary

関心本の収集

読書

『世界は分けても分からない』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/cfe9031bf6547453e4683026de1ae471 福岡伸一、2009、『世界は分けても分からない』、講談社現代新書生物の発生は単一細胞からはじまる。まあ、あたりまえのはなしだが、そこから、分裂を重ねて数兆の細胞からなる成…

『メイキング・オブ・ピクサー:創造力をつくった人々』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/68dddb7363ea5d4b61221b5631a3cacc 『メイキング・オブ・ピクサー:創造力をつくった人々』 デイヴィッド A.プライス、2009、『メイキング・オブ・ピクサー:創造力をつくった人々』、早川書房7月30日の日経朝刊…

『りかさん 』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/462e6c09735e2e9d3803df236f32a57d 梨木 香歩、2003、『りかさん 』、新潮社(新潮文庫)内容的には『りかさん』のほうが、『からくりからくさ』よりも早いのだが、出版されたのは、『からくりからくさ』の方が先なの…

『クラブカルチャー!』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/0c3d3fab1c4bad4d544854f8b2d2fc2a 湯山 玲子、2005、『クラブカルチャー!』、毎日新聞社むかし、「ディスコ」に数回行ったことがあるが、「クラブ」には行ったことがない。著者の本2冊(『女ひとり寿司』『女装す…

『からくりからくさ』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/8a1b67f37c9948a9979dad6c5497217c 梨木 香歩、2002、『からくりからくさ』、 新潮社(新潮文庫)「りかさん」と名付けられた市松人形とその所有者の蓉子と、「りかさん」をくれた亡くなった蓉子の祖母の家で同居を始…

『沼地のある森を抜けて』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/bfba4289b565422cdfb0d902158d6897 梨木 香歩、2008、『沼地のある森を抜けて』、新潮社 (新潮文庫)久美は、亡くなった叔母から「ぬかどこ」を引き受ける(というか、「ぬかどこ」がおかれるマンションに住み始める…

『浮世の画家』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/fe57e6d72caeafb351955a99594e2888 カズオ イシグロ、2006、『浮世の画家』、早川書房(ハヤカワepi文庫)ブッカー受賞作の『日の残り』の前作で、この作品も、ブッカー賞を1票差でのがしたという。 日本を舞台とし…

『裏庭』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/84d1080e0db3f1070db592f3b516b6db 梨木 香歩、1996、『裏庭』、新潮社(新潮文庫)本書は、生と死、老いと若さ、成長と老化、成功と失敗、達成と不全感、気づきの物語である。 街角の英国人が建てた洋館、主は戦争を…

『手話の世界を訪ねよう 』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/e1ef0e9de5600d50091c5f9856d7275e亀井 伸孝、2009、『手話の世界を訪ねよう 』、岩波書店(岩波ジュニア新書)著者からご恵贈いただきました。どうも、ありがとうございます。早速読んでみました。本書は、手話に対…

『女装する女』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/631bbb6ddadad745ac1c7fdcd24cc24c 湯山 玲子、2008、『女装する女』、新潮社(新潮新書)女性をターゲットとしたマーケッティング本という読み方も面白かろうし、さらには、現代女性のライフスタイル本、さらには、…

『やんごとなき読者』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/e90b2f290506e56b5b33df411afa6df7 アラン ベネット、2009、『やんごとなき読者』、白水社エリザベス二世女王陛下を主人公にした読書小説。 女王はひょんなことから読書の楽しさにのめり込み、公務も煩わしいとさえ…

『日の名残り』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/974c11e19ce75d0e11b76d0311b3fa5e カズオ イシグロ、2001、『日の名残り』、早川書房(ハヤカワepi文庫)『やんごとなき読者』のバイプレーヤーのノートンが女王陛下の元を離れて、通った大学、イースト・アングリア…

『滝山コミューン一九七四』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/00517f47566b7e826ff9dd917d2924da 原 武史、2008、『滝山コミューン一九七四』、講談社わたしは、著者よりも11歳年長だ。しかし、団塊世代や全共闘世代からは、数年下だ。これだけ短い間の年齢差だが、大きな違い…

『西の魔女が死んだ』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/12bb6b02d0be408f54dae70ce4469530 梨木 香歩、2001、『西の魔女が死んだ』、新潮社 (新潮文庫)思春期前期の少女の成長を祖母との交流の中に描く。学校に行きたくないと宣言した主人公のまいは、母と相談して、祖母…

『女ひとり寿司』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/fad189d7685e328ae157f71cfc6268aa 湯山 玲子、2009、『女ひとり寿司』、幻冬舎 (幻冬舎文庫)友人に読むようすすめられた。本書の解説によると上野千鶴子のいわく、「グルメ談義と見せかけた最強のフェミ本」。 確…

『家守綺譚』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/4322f00bc19d3d2b9886f24c6bf1dd67 梨木 香歩、2004、『家守綺譚』、新潮社 (新潮文庫)明治のころ(らしい)の京都は疏水かいわいに亡くなった友人の旧宅に住まうことになった作家の不思議な霊体験にまつわる短編連…

『アンティキテラ:古代ギリシアのコンピュータ』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/0fcd4af89acbbfd3e4f4b6b574f4939f ジョー・マーチャント、2009、『アンティキテラ:古代ギリシアのコンピュータ』、文藝春秋1901年、ギリシャのアンティキテラ島で海綿取りのダイバーが発見したブロンズ像や大理石…

『エコ・テロリズム:過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/8cde3f9d79ecce1f5e6a5557115346d8 浜野 喬士、2009、『エコ・テロリズム:過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ』、洋泉社 (新書y)昨年夏、シドニーにいくまえ、友人から町のレストランやバーでクジラの話題…

『細胞の意思:“自発性の源”を見つめる』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/252e733889dd60e69e7dae1c830b2947 団 まりな、2008、『細胞の意思:“自発性の源”を見つめる』、日本放送出版協会 (NHKブックス)考えてみると不思議なことではある。卵が受精し細胞分裂がはじまり、たった一つの細…

『幕末史』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/501da921c5c12a9be33d4da2d783adbd 半藤 一利、2008、『幕末史』、新潮社ペリー来航(1853)から参謀本部の設立(1878)までを「幕末史」としてとらえ、また、戊辰戦争において朝敵として戦った長岡藩の末裔として…

『現代アートビジネス』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/61d5719180be8bbacbdae1aec04e9d66 小山 登美夫、2008、『現代アートビジネス』、アスキー・メディアワークス (アスキー新書 61)ギャラリスト小山さんの村上隆や奈良美智らの作品をはじめとする現代日本アートを日…

『酒道入門』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/58ce509c392fd50ff2056126492f8f8a 島田 雅彦、2008、『酒道入門』、角川グループパブリッシング(角川oneテーマ21)作家島田の独自性があるかと思って読んでみたが、まあ、酒飲みの蘊蓄話ということなんでしょうね。…

『尾崎翠』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/65f57a1dfec29ad7cf87708678600f6b 群 ようこ、1998、『尾崎翠』、文藝春秋 (文春新書)何で今、尾崎翠かよくわからないが、10年前に本書を群ようこが出版している。その前は、40年ほど前か。 じつは、『尾崎翠集成…

『ジェネラル・ルージュの凱旋(上)(下)』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/724012bde45dcb53eb9ba6319ec722ee 海堂 尊、2009、『ジェネラル・ルージュの凱旋(上)(下) 』、宝島社(宝島社文庫)本書を読んでいるうちにデジャブにとらわれた、ひょっとしてこの本は以前に読んだことがあるのかと…

『進化倫理学入門』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/4121f1ad35efb237431c6fdf1f42abb5 内藤淳、2009、『進化倫理学入門』、光文社 (光文社新書)本書は、現代進化論をふまえて倫理学の諸課題について、わかりやすく解説を加えている。各章には触れられている内容の概…

『夜は短し歩けよ乙女』

森見 登美彦、2008、『夜は短し歩けよ乙女』、角川書店 (角川文庫)京都の某大学を舞台にしたファンタジー小説(?)。某大学と言わず、読んでみると京都大学がモデルらしいことはすぐわかる。また、京都市内の地名が各所にでてくるので、京都を知るものには…

『パックス・モンゴリカ―チンギス・ハンがつくった新世界』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/492af73088248c137a0733f4a726d14c ジャック・ウェザーフォード、2006、『パックス・モンゴリカ―チンギス・ハンがつくった新世界』、日本放送出版協会近代世界の起原は、モンゴル帝国にあったという。たしかに、従…

『新編 日本の面影』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/38a1204fad5089e9060de592e05a3ae9 ラフカディオ・ハーン、2000、『新編 日本の面影』 、角川書店(角川ソフィア文庫)本書はラフカディオ・ハーンの『知られぬ日本の面影』を編集して翻訳されたもので、主として松江…

『ヒトデはクモよりなぜ強い:21世紀はリーダーなき組織が勝つ』

original: オリ・ブラフマン/ロッド・A・ベックストローム、2008、『ヒトデはクモよりなぜ強い:21世紀はリーダーなき組織が勝つ』、日経BP社本書は、中枢を持たないヒトデと中枢を持つクモに例えて、権力を集中する階層的な組織と権力が分散的な組織につい…

『ハチはなぜ大量死したのか』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/4321a45a14bfa48fa61a3750187fee14 ローワン・ジェイコブセン、2009、『ハチはなぜ大量死したのか』、文藝春秋原題は、”Fruitless Fall: The Collapse of the Honey Bee and the Coming Agricultural Crisis”、「稔…