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『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/e6b97cbbab215f1081142e03ef7b8393
宮下規久朗、2007、『食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む』、光文社新書

西洋美術史をたどって絵画の中の食に関してどのような捉え方がなされてきたかを知ることができる。キリスト教を背景にしたキリスト教絵画史でもある。
キリスト教のミサの葡萄酒とパン、聖体拝受をどのように描くかからはじまり、その象徴的表現から、庶民の食習慣を否定的に教訓的に描こうとするもの、そしては、食の絵画表現の世俗化のプロセスが興味深い。

このテーマで企画展をやってくれないものか。面白いと思うな。

食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む

光文社

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