Sig’s Book Diary

関心本の収集

MovableType Open Sourceインストールの顛末

original: http://sigs-view.blogspot.com/2008/09/movabletype-open-source.html

勤め先のサーバが出張中に更改されることになり、事前にやっておくべきことができなかったので、今になってやるはめになった。
まず、状況から。旧サーバ(SunOS文字コードEUC)ではMovableType3(以下MT3)、MySQL4をつかってブログを運用していた。新サーバ(CentOS文字コードUTF8)では、MySQLバージョンが5にあがる。相当手こずることが予想された。そこで、念のために旧サーバをネットワークでのアクセスのみに限定して温存してもらって、後日、更新することとした。アプリケーションはそっくり新サーバに移行してもらったので、なんとか、MT3も動くが、残念ながら、文字化けのために事実上ブログサービスは停止することとなった。

MySQLからダンプを吸い上げて移行する手順については、後日別にXoopsを移行しなければならないので、そこでのべることとして、MTの移行については、MT4(オープンソース版)に移行することとし、データの移行は、MTの手順に従うこととした。
まず、旧サーバのMT3でバックアップをとった。ブラウザに吐き出されてくるデータをコピペして、JeditXに移動し、文字コードをUTF8に変更して保存しておいた。

MTのサイト(http://www.movabletype.jp/)から、最新版(8月22日リリース)のMT4.21をダウンロードし、ドキュメント・サイト(http://www.movabletype.jp/documentation/)を参照しながら、インストール作業を進めた。まず、ローカルで解凍し、リモートのサーバ側の所定の場所にコピーする。mt-check.cgiでサーバ側のモジュールなどの状況についてチェックができる。mt.cgiで最初のユーザ登録を行う。実に簡単に作業が進むのだが、注意すべきところは、MySQL との連携。この情報は、DB名、ユーザ名、パスワードなどをmt-config.cgiに書き込むのだが、MySQL側はうまくいったこと(データベース構築完了)を返すだけのようで、長く時間がかかるようだと、うまくいっていないと見た方がよい。
引っかかったのは、まず、MySQLのユーザにうまく権限をグラントできなかったことによる。これは、気がついて、修正ができた。
インストールの作業だが、MTのドキュメントには書かれていないがmt-wizard.cgiをつかってグラフィカルに設定を進めていく方が楽なようだ。実は、私は最初、入力が終わるといきなりmt.cgiにアクセスしたのだが、うまく行かずに問題の洗い出しに手間取った。その後、mt- wizard.cgiをつかってなんとかゴールインすることができた。

さて、データ移行である。これは、インポートして再構築、それだけで完了。なんということはなく終了した。
さて、難物が待っている。旧サーバのMySQL4からデータをダンプして、新サーバのMySQL5へ文字化けさせずに移行できるかどうか。それは、また後日。