Sig’s Book Diary

関心本の収集

『ゲーテ「イタリア紀行」を旅する』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/c229dbd0442fc3649711293bc4b259c7

牧野 宣彦、2008、『ゲーテ「イタリア紀行」を旅する』、集英社 (集英社新書 ビジュアル版 7V)

ゲーテの『イタリア紀行』をこれまで読んだ事もなかった。ゲーテは、昔々の『若きウェルテルの悩み』ぐらいのものか。
本書を手に取ったのは、ミーハーな興味から以外の何者でもない。ヨーロッパを旅した事もなく、ましてや、イタリアもなのだけれど、本書は、イタリアの主要都市をゲーテとともに旅するとでも考えればよい。写真もたくさんあって、イタリアの諸都市ようすや博物館美術館、作品などにも触れる事ができる。
『イタリア紀行』当時のゲーテは、小説家としても知られていたが、ワイマール公国の若き高級行政官僚であったにもかかわらず、1年9ヶ月の長きにわたり、イタリア各地を訪問している。特にローマが気に入ったようで長逗留している。これほど長い滞在は無理にしても、そのうちには、イタリアを旅してみたいものだ。その折は、『イタリア紀行』を手にして、というのは、ちょっときざか。