Sig’s Book Diary

関心本の収集

コンピュータとのなれそめ

大学時代、「情報処理」という科目をとった。文学部だったのだが、おもしろそうに思えた。Fortranというプログラミング言語だった。入力するときには、カードパンチャーというタイプライターのような機械を使ってプログラムを一行ずつうちこみ、プログラムのためのパンチカードを作成した。輪ゴムでこのカードをまとめて、自分に割り当てられたメールボックス様の棚に入れておくと、だいたい翌日、ラインプリンターの打ち出しとひとくくりになって、同じメールボックスに返却された。マシンは、メインフレームのHITAC(日立製)であった。
簡単なプログラム技法を学んだのだが、途中でくじけた。何しろ、一文字の間違いも許されないし(あたりまえだ)、提出後も返却まで一晩を要する(これが待てない)。このタイムラグと几帳面さにめげてしまい、途中で放棄した。大学二年で、昭和46年の頃だった。