Sig’s Book Diary

関心本の収集

眼鏡のこと

original: http://sigs-view.blogspot.com/2009/04/blog-post.html
先日は、眼科に行って、その結果、MRIまでとったはなしを書いたのだが、関連したことを記録しておこうと思う。

いま、57歳で、本を読んだりするときに違和感があって眼鏡店で「リーディンググラス」を作ったのはもう15年も前のことだ。もともと、視力には地震があって、30歳頃までは視力2.0を誇っていた、次第に1.5や1.2に落ち、満月が歪んで見えて乱視であることをさとり、やがては、「リーディンググラス」のお世話になることになった訳である。
一番最初のそれは、最も度の弱いものだったが、時に不自由になり、もう少し強いものもつくった。鞄の中だけではなく、オフィスや自宅の各所にそれにあった眼鏡をおくようになった。たとえば、今は、iMac20インチモニタを6-70センチほども離れて眺めているので、最も度の弱いもので十分である。
先日、少し離れたところのパワーポイントでのプレゼンの文字がひどく読みにくいことに気がついた。そのときは、ノートを取る必要上、もう少し度の強い眼鏡を鼻眼鏡にして、遠くを見るときには裸眼で見ていた訳である。しかし、車の運転や大きな看板、風景などを見る分には問題はないが、裸眼では乱視が進んでいるのかひどく見にくいことに気がつかされた。
先週日曜、先に書いている眼鏡を購入した店に、連れあいがサングラスが欲しいというのでついていって、ついでのように、「バイフォーカルレンズ」の場合を検眼してもらった。結構苦しいが、あとは、なれですといわれて、決断して決して安くはない料金を払って購入し、今日、それが手に入った。店でかけてみたら、顔の向きや視線を変えるたびに視界がゆがみ、クラクラする。なれるしかないかと、帰宅してからは、極力眼鏡をかけて過ごしてみた。でも、料理はいけない。手元が歪むので危ない。
とくにつらいと感じるのは、パソコンのモニタである。最近のモニタは大きく、このバイフォーカルレンズは、小さい範囲の焦点が合うようになっている。焦点があっているところは良いが、周辺が歪むのである。店の主人の説明ではこのレンズは、そうした収差がでにくいというのだが、このゆがみに果たしてなれてくるものなのか。
もともと、常時眼鏡をかけたことがないので、いつもかけているというのはつらいものがある。軽い眼鏡とレンズだから重さの問題ではなく、焦点が合うエリアを探してあごを引いたりあげたり、顔を傾けたりすることが結構めんどうだし、その度に、画像が歪むのも気になる。

元々、この騒ぎ、もちろん目の老化が進んでいることによっているものの、煩わしいことおびただしい。くわえて、気にしてみるといろいろと規格から外れていることもわかってくる。たとえば、多分、遠近や視野のなかには左右どちらかの目の方が得意な部分があるようで、どうも、そちらの目を使っているような気がする。たとえば、今のように文字をうっている場合、左目である。右目はぼやっと見ている感じである。遠くになるとどうも右目の方である。また左の視野はどちらかというと右目で、右の視野は左目を使って見ているような気がする。それから、多分見えやすい視点が左右で違うようである。左目よりも右目の方が下の方を見ている。あれこれ考えると、面倒なので、とりあえず、明日、「バイフォーカル」の眼鏡を一日中かけてみることにしようと思う。