Sig’s Book Diary

関心本の収集

明日から始まる高速料金、どこまでいっても1000円

original: http://sigs-view.blogspot.com/2009/03/1000.html
前にも書いたかと思うが、政策矛盾はありはしないか?
高速道路料金を割引して、しかも、週末に割り引くということは、自家用車を増やし、公共交通機関をつかわずに、個別交通機関をつかうことになるはずである。政策目標としては、個人消費を喚起するということである。しかし、その結果は、当然のこととして化石燃料を消費し、温暖化ガス排出量を増やすことに結びつくはずである。
マスコミのコメントも、この手のもの、つまり、政策矛盾をつくわけはないようだ。マスコミの大政翼賛会的性格が垣間見えるようである。大政翼賛会的という評価が刺激的であるとすれば、別の言い方をすれば、政府のメッセージをそのまま伝達するという、物理的電話線以上の機能を果たさないのが、マスコミであるということである。たしか、マスコミは一方では温暖化防止のためのキャンペーンを張っていたりする。矛盾はないのか?

わたしは、個人的には、温暖化ガスの排出自身はマクロな地球温暖化とは、別の話であるという立場に立つというものではあるが、化石燃料を消費し尽くすような状況は好ましいとは思わない。