『奇想の江戸挿絵』

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辻 惟雄、2008、『奇想の江戸挿絵』、集英社 (集英社新書 ビジュアル版 8V)

葛飾北斎や歌川豊国は、浮世絵で知られているが、黄表紙や読本の挿絵もものしていたとは、うかつにも知らなかった。本書で蒙をひらかれたのだが、いや、表現がとてもすごい。現代の漫画や劇画は、これらの焼き直しであったかとおもわせる。
著者は、日本美術史の大家であるが、西洋絵画の表現と江戸挿絵の交流に各所で触れていて、これまた、興味深い。読むべし。

奇想の江戸挿絵 (集英社新書ヴィジュアル版)