Sig’s Book Diary

関心本の収集

「仙台市 地底の森ミュージアム」

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/256ff3cb22325742e2c7d1493bc748b8

仙台出張の帰り、帰り便までの時間があったので、富沢遺跡の上に立つ「仙台市 地底の森ミュージアム」に行ってきた。

ここは、旧石器時代から弥生時代にいたる複合遺跡だそうで、2万年前の遺跡の上に長円形の博物館をかぶせたという趣向。地下水の影響を避けるために地中に壁を打ち込み、遺物に含まれる水の代わりに何か化学物質を代替させたそうだが、見たところ、何やら塩分が析出している。ま、それはともかく。

人類の進化と石器の利用や製作および当時の遺跡の自然環境に焦点を当てた常設展もある。また、建物の周辺は、「旧石器の森」として自然環境を復元しようとしている(らしい)。あいにくの積雪で、どうもよくわからなかった。展示について、石器の作り方の紹介など面白いのだけれど、何かインパクトがない。確かに旧石器から弥生の水田までの複合遺跡としてのユニークさは持っているものの、ここならではというものがあるだけではない。悪く言えば、行政発掘のアリバイ作りのための博物館、あるいは、資料館であるか。

仙台市 地底の森ミュージアムhttp://www.city.sendai.jp/kyouiku/chiteinomori/