Sig’s Book Diary

関心本の収集

『ブルバキとグロタンディーク』

original: http://blog.goo.ne.jp/sig_s/e/53900ded99ee631042d50755afd5602e

アミール・D・アクゼル、2007、『ブルバキとグロタンディーク』、日経BP

本書は、数学者集団「ブルバキ」と創設者のアンドレ・ヴェイユ、それから、数学以外の構造主義者たち、また、一時ブルバキでもあった伝説的な数学者アレクサンデル・グロタンディーク、彼らの構造主義運動について、かかわった彼らの人物像も含めて活写される。数学の難しい話はなく、また、構造主義の理論でもなく、かといって、核心を外してもいない。構造主義の背景や消長を理解するにはとてもよい。

ブルバキとグロタンディーク

ブルバキとグロタンディーク