Sig’s Book Diary

関心本の収集

第三のビール

ブログ時評25:食文化に背を向けたビール業界の悲劇
ビールといっても、いろんな種類がある。例えば、エールという飲み物がある。ギネスのような黒いビールもあれば、ペール・エールといって色がとても薄いものもある。味も多様だ。材料も麦芽とエールが基本であるものの、ほかの材料が付け加わることもある。アルコール度数もバラエティに富んでる。
確かに、空豆を原材料にした「ビール」というのは、麦芽も入っていないのでビールというにはおかしいかもしれない。しかし、酒飲みの戯言としては、「いろんな味の「ビール」(のようなもの)が出てくるのは、悪くない」といいたい。文化本質主義の立場はとりたくない。少なくとも酒と肴をめぐる言説は、本質主義的にこうあらねばならないという立場では語りきれないのではないかと思う。
意外な酒と肴の組み合わせや好みの酒の味に出くわすことが、新たな酒と肴の探求に向かわせ、あらたな酒や肴が誕生するのではないか?
だから「ねりみそ」さんに賛成。
http://www.blwisdom.com/blog/narikawa/archives/2005/05/post.html